
CA経験者の採用方法|企業で活かせる強み・職種・確認ポイントを解説
「接遇力やコミュニケーション力のある人材を採用したい」と考え、CA(客室乗務員)経験者の採用を検討する企業担当者の方もいるでしょう。
一方で、機内での経験が自社の業務でどう活かせるのか、どのように採用を進めればよいのか迷う場合もあるかと思います。
そこで本記事では、CA経験者が業務で活かしやすい経験・スキルや、活躍が期待できる職種、採用方法を解説します。記事の後半では、採用時に確認したいポイントも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
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ANAビジネスソリューションの人材紹介では、客室乗務員や地上係員の経験者をはじめ、接遇力やコミュニケーション能力、臨機応変な対応力を持つ人材の採用を支援しています。
専任担当者が求人内容のヒアリングから人選まで一貫して対応します。また、成功報酬型のため、ご依頼の段階で費用はかかりません。
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CA経験者が業務で活かしやすい経験・スキル

ここでは、CA経験者が企業の業務で活かしやすい経験・スキルを5つ解説します。
接遇・顧客対応の実務経験を活かせる
CA経験者は、機内で培った接遇力を活かし、相手の状況や要望に配慮した顧客対応が期待できます。CAは機内の安全を守る保安要員であると同時に、乗客に快適に過ごしてもらうためのサービスを担う職種だからです。
客室乗務員の仕事には、搭乗時の座席案内や飲み物の提供、乗客からのクレームへの対応、到着後の見送りなどがあります。
乗客の様子を見ながら、一人ひとりに合わせて対応を変えてきた経験を持つ点が特徴です。
例えば、来訪者の表情や待ち時間に気を配った受付対応や、要望を先回りして確認する顧客対応などで、機内での経験を活かせるでしょう。社外の人と接する機会が多い業務ほど、接遇の経験が役立ちます。
多様な相手に応じたコミュニケーション経験を活かせる
年齢や立場、国籍などが異なる幅広い相手と接してきた経験は、CA経験者の強みです。機内には、出張で移動するビジネスパーソンや家族連れ、高齢の方、海外からの旅行者など、背景も旅の目的も異なる乗客が乗り合わせます。
また、各航空会社では、高齢の方や小さな子ども連れ、障がいのある方など、お手伝いが必要な乗客へのサポートも行っています。CAは、相手に合わせて言葉や伝え方を工夫する場面が多い仕事です。
例えば、立場の異なる取引先への対応や、社内の幅広い世代とのやり取り、外国籍の来訪者への案内などで、相手に合わせたコミュニケーションが期待できます。
状況把握力・判断力を業務に活かせる
CA経験者は、安全を最優先に状況を把握し、落ち着いて判断・行動してきた経験を業務に活かせます。飛行中の機内では、急病人やけが人の発生、乗客同士のトラブルなど、予定外の事態にも乗務員で対応しなければならないためです。
例えば、機内で急病人が出た場合、CAは乗客の様子を確認しながら、機内に医師がいれば協力を依頼するなどの初期対応を担います。乗客同士のトラブルが起きた際も、周囲の安全を第一に考え、責任者への報告を含めて冷静に対応します。
企業でも、来訪者が体調を崩した際の初動対応や、窓口でトラブルが起きた際に状況を整理して上長へ報告する場面などで、この経験を活かせるでしょう。
また、CAは乗務中、乗客の安全を守る責任を担い、毎年さまざまな訓練を受けながら知識や対応力を磨いています。こうした環境で培った責任感と学び続ける姿勢は、未経験の職種や業界でも、一から業務を覚えて取り組むうえで強みになります。
チームで連携して業務を進めた経験を活かせる
限られた人数で役割を分担し、情報を共有しながら業務を進めてきた経験も、CA経験者が活かしやすい強みです。機内では、乗務員一人ひとりが担当する役割を果たしながら、客室全体の安全とサービスを支えています。
例えば、乗務前には乗務員同士で担当や安全上の注意点を確認し、飛行中も気付いたことを共有しながら連携します。サービスが立て込む場面や、手助けが必要な乗客がいる場面では、周囲の状況を見て互いにフォローし合うことも欠かせません。
こうした経験は、少人数で運営する受付や窓口業務、複数の部署と協力して進める業務などで活かせます。報告・連絡・相談を欠かさず、周囲と連携しながら業務を進める働き方が期待できるでしょう。
語学を用いた乗務経験や異文化対応経験を活かせる
国際線に乗務していたCA経験者は、語学力や異なる文化・価値観への理解が求められる業務でも活躍が期待できます。国際線では、外国籍の乗客への機内サービスや案内、入国に必要な書類についての説明などを外国語で行う機会が多くあります。
例えば、外国籍の来訪者が多い受付や、海外の取引先とやり取りする秘書・営業事務などでは、機内での経験を活かしやすいでしょう。
使える言語や習熟度は候補者ごとに確認が必要です。英語を使う業務を任せたい場合は、語学試験のスコアや実際に使っていた場面を聞き、メールや文書作成など「書く」業務の経験もあわせて確認しましょう。
CA経験者の経験・スキルを活かしやすい職種

ここでは、CA経験者の経験・スキルを活かしやすい6つの職種を解説します。
職種①|営業職
CA経験者は、接遇力やコミュニケーション力、相手のニーズをくみ取る力を活かし、顧客との関係構築や提案を行う営業職で活躍が期待できます。相手の様子から要望を察知し、信頼関係を築く経験は、既存顧客のフォローや、課題を聞き出して提案する営業にもつながるためです。
例えば、定期的に訪問する取引先との関係づくりや、顧客の話を丁寧に聞いたうえでの提案などで、機内で培った経験を活かしやすいでしょう。ANAビジネスソリューションでも、航空業界で培ったコミュニケーション力を持つ人材を、ルート営業やソリューション型の営業職へ紹介しています。
商材の知識や提案資料の作り方は、入社後の研修やOJTで身につけられるよう計画しておくと、早い段階から活躍につなげやすくなります。
関連記事:営業職の中途採用を成功させるコツは? 優秀な人材を見極めるポイントも紹介
職種②|受付・コンシェルジュ
丁寧な言葉遣いや立ち居振る舞い、状況に応じた対応力を活かし、企業受付やコンシェルジュとして活躍が期待できます。来訪者を出迎えて用件を確認し、担当者へ取り次ぐ受付は、企業の第一印象を左右する仕事だからです。
例えば、予約のない来客への対応や役員を訪ねてきた来客の案内、コンシェルジュとして利用者の要望に合わせて施設や周辺の案内・手配を行う場面などで、機内で培った対応力を活かせます。
社内の組織や来客管理の方法は、入社後に覚えていく業務です。配属時に各部署の役割や主な来訪者の情報を共有しておくと、スムーズに業務を始められます。
関連記事:受付業務に必要なスキルとは? 向いている人の特徴も解説
職種③|カスタマーサポートなどの顧客対応職
CA経験者は、顧客の話を丁寧に聞き、要望や課題を把握する力を活かして、問い合わせ対応や顧客支援で活躍が期待できます。機内で乗客の声に耳を傾け、困りごとに合わせて対応してきた経験があるためです。
例えば、商品やサービスの使い方に関する問い合わせや契約内容の相談、クレームの一次対応などでは、相手の気持ちに配慮しながら状況を整理する力が役立ちます。
電話やメール、チャットでの対応に慣れるまでは、応対例の共有やロールプレイの機会を設けると、対面の接客で培った強みを活かしやすくなります。
職種④|秘書
ビジネスマナーや先回りして行動する力を活かし、スケジュール管理や来客対応などを担える可能性があります。秘書は役員などを補佐する仕事で、予定の調整や来客・電話への対応、出張の手配など、相手の状況を先読みして動く場面が多いためです。
例えば、会議の前に必要な資料をそろえておく、来客の到着に合わせて応接室を準備するといった気配りは、乗客の要望を先回りして察知してきた機内での経験と重なります。
文書作成や表計算ソフトを使う業務が多い場合は、選考時にパソコンスキルもあわせて確認しておくと安心です。
関連記事:秘書に向いている人は? 雇用前に見ておきたいスキルも紹介
職種⑤|人事・採用
CA経験者は、コミュニケーション力や相手を見ながら対応する力を活かし、応募者対応や面接、社員との調整などで活躍が期待できます。応募者への連絡や面接日程の調整、来社時の案内などは、応募者が企業に抱く印象を左右する大切な接点になるためです。
例えば、緊張している応募者が話しやすい雰囲気をつくったり、複数の部署と面接日程を調整したりする場面で、機内での経験を活かせるでしょう。
採用実務や労務の知識は、応募者対応などの業務から担当範囲を広げながら身につけてもらうと、無理なく業務の幅を広げていけます。
職種⑥|研修・教育担当
CAとして身につけた接遇やマナー、コミュニケーションの知識・経験を活かし、社員教育や研修を担当できる可能性があります。CAは訓練で学んだ接遇やマナーの基準を日々の乗務で実践してきたため、社員に伝える内容の土台があるからです。
ANAビジネスソリューションでも、客室乗務員や地上係員の経験者が、社員研修の講師や教育トレーナーとして活躍しています。
後輩指導や人前で話した経験がある場合は、ビジネスマナー研修や新入社員研修など、接遇の知識を活かせるテーマから任せるとよいでしょう。
関連記事:社員研修とは? 研修を成功に導くポイントと注意点を解説
CA経験者を採用する方法

ここでは、CA経験者を採用する4つの方法を解説します。
方法①|人材紹介サービスを活用する
CA経験者に求める経験や人物像などの条件を人材紹介会社へ伝え、条件に合う人材を紹介してもらう方法です。候補者の募集や面接日程の調整、選考結果の連絡などを任せられるため、採用担当者の負担を抑えながら採用を進められます。
依頼する際は、「CA経験者」という条件だけでなく、任せたい業務や求める経験、職場環境まで具体的に伝えましょう。例えば、「来客対応と役員の予定管理を担当」「英語でのメール対応あり」「後輩指導の経験があれば歓迎」のように伝えると、条件に合う人材を紹介してもらいやすくなります。
関連記事:人材紹介とは? メリットと活用するためのポイントを解説
なお、ANAビジネスソリューションの人材紹介では、専任担当者が採用要件や求める人物像をヒアリングし、企業のニーズに合う人材を厳選してご紹介します。CA経験者を含む航空・サービス領域の経験者採用をご検討の企業様は、ぜひご相談ください。人材紹介サービスの実績や選ばれる理由については、以下の事例集でもご紹介しています。
>>人材紹介サービス事例集のダウンロードはこちら
方法②|求人サイトを利用する
求人サイトに募集要項を掲載し、転職を検討しているCA経験者から広く応募を募る方法です。多くの求職者に求人情報を届けやすく、掲載する内容を自社で決められる点が特徴です。
CA経験者に応募してもらうには、「接客経験を活かせます」といった表現だけでなく、仕事内容と働き方を具体的に書くことが大切です。例えば、「来客対応が中心で、資料作成などの事務も担当」「日勤・土日祝休み」のように、1日の業務や勤務形態をイメージできる内容にしましょう。実際の業務と異なる表現は避け、入社後のギャップを防ぐことも大切です。
なお、応募書類の確認や面接日程の調整は自社で対応するため、応募が集まったときの選考体制も整えておきましょう。
関連記事:人材紹介と求人媒体の違いとは? 選定時のポイントを解説
方法③|ダイレクトリクルーティングを活用する
人材データベースからCA経験者を探し、企業側から直接スカウトを送ってアプローチする方法です。応募を待つだけでなく、自社が求める経験を持つ人材に企業から声をかけられます。
スカウトを送る際は、候補者の経歴のどこに注目したのかを具体的に伝えましょう。例えば、「国際線での乗務経験を、海外からの来客が多い受付業務で活かしていただきたいと考えています」のように、経験と任せたい業務を結びつけると、候補者も自分に合う求人かどうかを判断しやすくなります。
一方で、候補者の検索や文面の作成、返信への対応には一定の工数がかかります。採用担当者の体制に合わせて、スカウトを送る対象や件数を決めて運用しましょう。
方法④|リファラル採用を実施する
自社の社員や関係者からCA経験者を紹介してもらい、選考につなげる方法です。紹介者を通じて、仕事内容や職場の雰囲気を応募前に伝えやすい点が特徴です。
例えば、CA出身の社員がいる場合は、「来客対応や社内調整を担う人材を探している」など、募集している業務や求める経験を具体的に共有し、元同僚などに声をかけてもらう方法があります。
紹介を受けた応募者も、ほかの応募者と同じ基準で選考しましょう。また、紹介者に報奨金を支払う場合は、社内規程や法令に沿って制度を整えることが大切です。
CA経験者を採用する際に確認したいポイント

ここでは、CA経験者を採用する際に確認したい4つのポイントを解説します。
ポイント①|募集職種で活かせる経験・スキル
CAとしての肩書や経験年数だけでなく、募集職種で再現できる経験・スキルがあるかを確認しましょう。同じCA経験者でも、乗務した路線や担当したクラス、担ってきた役割によって経験の中身は異なるためです。
具体的には、以下のような項目を面接で確認すると、自社の業務で活かせる経験を見極めやすくなります。
確認したい項目 | 質問の例 |
質問内容と評価基準は事前に決めておき、面接官によって評価がばらつかないようにしましょう。
関連記事:採用業務を効率化する方法とは?
ポイント②|転職理由と今後のキャリア志向
CAから転職する理由や、今後どのような仕事・キャリアを希望しているかを確認し、自社との方向性が合っているかを相互に確かめましょう。転職理由や希望する働き方が自社の仕事と合わないまま入社すると、入社後のギャップにつながりやすいためです。
企業側も、仕事内容や働き方を具体的に伝えることが大切です。厚生労働省「人材の確保・定着に成功した企業の取組事例集」では、採用活動の中で多くの情報を開示された労働者ほど、エンゲージメントや仕事の満足度などをもとにしたパフォーマンスの指標が高い傾向が示されています。
例えば、シフト制の乗務から日勤中心の働き方に変わる場合はその点を伝え、パソコンを使う業務の割合や評価の仕組みなども具体的に説明すると、入社後のギャップを防ぎやすくなります。なお、質問は仕事に必要な適性・能力の確認に関係する範囲にとどめ、プライベートな事情や、仕事に関係のない事項は尋ねないようにしましょう。
求人情報と実際の仕事内容・働き方のずれを防ぐ方法は、「早期退職と内定辞退を防ぐための実践ガイド」でも紹介しています。CA経験者を採用する際に、仕事内容や働き方の認識をすり合わせる参考としてお役立てください。
>>早期退職と内定辞退を防ぐための実践ガイドのダウンロードはこちら
ポイント③|新しい業務を学ぶ意欲と適応力
新しい環境や業務を理解し、柔軟に適応できるかを確認しましょう。CAと転職先では、仕事の進め方や使うツール、成果の評価方法などが異なるためです。
厚生労働省の「人材の確保・定着に成功した企業の取組事例集」によると、中途採用者は入社当初、「これまでの勤め先との仕事の進め方の違い」(46.1%)などに難しさを感じています。
面接では、過去に新しい業務や手順を身につけた具体例を聞くと、学ぶ意欲を確認しやすくなります。例えば、訓練で覚えた手順を乗務でどう実践したか、初めての役割を任されたときにどう工夫したかといった質問が有効です。
あわせて、企業側も入社後の研修や相談できる担当者を用意し、新しい業務に慣れるまで支援する体制を整えましょう。
ポイント④|募集職種に必要な実務スキル
募集職種に必要な実務スキルを洗い出し、入社時点で必要なスキルと入社後の教育で補うスキルを分けて確認しましょう。CAの経験で活かせる部分と、転職先で別途必要になる専門知識やツールの操作を分けて考えると、候補者の可能性を狭めずに入社後の育成計画も立てやすくなるためです。
具体的には、以下のように職種ごとに整理しておくと、選考で確認すべき内容が明確になります。
職種 | 入社時点で確認したいスキルの例 | 入社後の教育で補う知識・スキルの例 |
スキルは、職務経歴書で使ったツールや担当業務の範囲を確認するほか、簡単な資料作成や応対のロールプレイなど、職務に直結する課題で確かめる方法もあります。必要なスキルを整理する際は、厚生労働省 job tag「人材採用要件整理」も活用できます。
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