営業に向いている人の特徴とは? 営業力のある人の多い業界も解説
営業は、企業の“顔”とも言える立場にありますから、優秀な人材を募集したいところです。しかし“営業に向いている人”とはどのような人を指すのか、指標がないことには判断できませんよね。
そこで本記事では、営業に向いている人の特徴と、該当する人材の多い業界を紹介します。
目次[非表示]
- 1.営業に向いている人の特徴
- 1.1.①コミュニケーション能力が高い
- 1.2.②能動的に行動できる
- 1.3.③自己管理能力が高い
- 1.4.④相手の立場で考えられる
- 2.営業に必要なスキル
- 2.1.①ロジカルシンキング
- 2.2.②課題解決力
- 2.3.③交渉力
- 3.営業を中途採用する際に注目したい業種
- 3.1.①人材系の業界
- 3.2.②広告・メディア業界
- 3.3.③航空業界
- 4.まとめ
営業に向いている人の特徴
営業に向いている人は、どのような特徴を備えているのでしょうか。以下に、代表的な特徴を4つ整理しました。
①コミュニケーション能力が高い
高いコミュニケーション能力は、営業職に就くうえで欠かせない要素です。
営業の最終的な目標は、商品やサービスをお客さまに購入してもらうことにあります。これを実現するには、まずお客さまとの信頼関係を築かなくてはなりません。コミュニケーション能力が高い人は、どのような相手でもすぐに打ち解けられるうえに、相手の要求を迅速に把握できるため、早い段階で信頼してもらえます。
また、そうした人は表情も豊かであるため、自然と好印象を与えられます。
②能動的に行動できる
自分から能動的に行動できるというのも、営業向きな人が備えている特徴です。
営業は、自社の製品・サービスの情報はもちろん、競合他社や業界の最新動向も知っておく必要があります。なぜなら、セールストークでは、自社製品と他社製品との比較や、業界のトレンドを踏まえた訴求が有効であるからです。
そのため、自ら率先して情報を収集し、学習できる人でなくては、営業は務まりません。反対に「自分が知らないことを学びたい」という勉強熱心な人であれば、営業として良い成果を出せるはずです。
③自己管理能力が高い
タスク管理や体調管理が得意な人は、幅広い業務に対応する営業に向いています。
営業の仕事は、客先訪問だけではありません。会社によって多少違いはあるものの、事前のアポ取りに始まり、契約後のアフターフォローや発注・納品対応、別部門への情報連携など、多岐にわたります。漏れなく、遅延なくそれらに対応するには、徹底したタスク管理が必要となります。また、当然ながら体力も求められるため、体調管理にも気をつけなくてはなりません。
営業職を募集する際は、こうした自己管理能力の高さに注目してみるのも一案です。
④相手の立場で考えられる
相手の立場で考えられる人も、営業に適性があると言えます。
商品やサービスを売り込む際は、お客さまが何を求めているのか、何に困っているのかを把握できるかどうかが重要です。相手の立場で考えられる人は、そうしたポイントをすぐに理解できるため、心に響くセールストークにつなげることが可能です。
営業に必要なスキル
営業では、特に以下で挙げる3つのスキルが重要となります。前述した特徴とあわせて、これらのスキルも備えているかどうかも、営業職を募集する際は確認しておく必要があります。
①ロジカルシンキング
ロジカルシンキング、つまり論理的な思考力は、営業なら必ず備えておきたい重要なスキルです。
お客さまがどのような課題を抱えているのか、あるいは何をこちらに求めているのか、これらを限られた時間で把握し、解決することが営業には求められます。ここで必要になるのが、ロジカルシンキングです。課題の発見、そして解決には、論理的な思考で、筋道立てて物事を整理する必要があるためです。
感情や直感に頼らず、ロジカルシンキングに基づき行動することが、営業では必要不可欠と言えます。
②課題解決力
ロジカルシンキングとともに必要になるのが、課題解決力です。
明らかになった課題に対して、適切な解決策を提案したとしても、時間がかかりすぎては意味がありません。よって営業には、迅速に課題を解決する能力も求められます。また、複数の課題に同時並行で取り組むというのは、営業ではよくあることです。そうした状況では、優先順位を決め、一つひとつの課題に確実に対処していく能力が重要となります。
③交渉力
営業に欠かせないスキルとしては、交渉力も挙げられます。
価格や契約条件の交渉は、営業にはつきものです。お客さまの要望を優先するのも大事ではありますが、こちらに不利な条件を検討もなしに受け入れてしまっては、会社が立ち行きません。互いに納得できる条件で取引するためにも、交渉力を備えた人を営業として選びたいところです。
営業を中途採用する際に注目したい業種
最後に、営業としての素質がある人が多い業種を、3つ紹介します。採用活動を始める際は、以下の業種に注目してみるのがおすすめです。
①人材系の業界
人材系の業界は、営業でも活きる要素が多いため、向いている人が多いと言えます。
人材採用の支援や、派遣の管理などを主業務とする人材系の業界では、人と接触する機会が多くなるため、コミュニケーション能力が自然と育まれます。企業とのやり取りも多いことを踏まえると、飛び込み営業やテレアポでも活躍が期待できるはずです。
②広告・メディア業界
広告・メディア業界出身の人は、商品やサービスの宣伝経験が豊富であり、まさに営業向けの人材です。
広告・メディア業界の仕事とは、言わば「どうしたら商品やサービスの魅力が効果的に伝わるか」を考えることです。だからこそ、広告・メディア業界で培われた経験は、営業のセールストークにそのまま応用できます。また、広告やメディアの仕事は体力勝負な側面もあるため、営業に求められるタフネスさも兼ね備えていると言えます。
③航空業界
営業に向いている人が多い業種としては、航空業界も候補に挙がります。
客室乗務員や地上係員の接客レベルは、非常に高い水準を誇るため、対人スキルは申し分ありません。また、業務の都合上、外国の方を相手にする機会も多いため、英会話能力にも期待できます。これからの時代を見越して、グローバルに活躍できる人材を確保したいのであれば、航空業界の出身者を採用するのがおすすめです。
まとめ
この記事では、営業に向いている人について以下を解説しました。
- 営業に向いている人の特徴
- 営業に必要なスキル
- 営業を中途採用する際に注目したい業種
総じて営業では、コミュニケーション能力や課題への対応力、状況に応じて判断する能力などが求められます。営業職を募集する際は、これらの観点に着目して採用活動を進めてみてはいかがでしょうか。
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