関連商品ANAの教え方 登場人物インタビュー

現場で、「ANAの教え方」はどのように根づいているのか?
今回の本づくりを通して、見えてきたこととは?
書籍制作に携わった5人のメンバーに話を聞きました。
今、どの業種においても共通していることは、「変化が速く、先が見えにくい」ということです。また、バブル崩壊以降、あらゆる会社において業務の「細分化」「効率化」が極限まで進んでいます。その結果、同じ職場にいてもまわりの人との一体感が得られにくくなっている現状があります。
この変化に対して、私たちANAでは試行錯誤を繰り返しながらなんとか現場ごとの智慧を結集して対応してきました。その試行錯誤の足跡をまとめたのが、本書なのです。
チームの一体感が感じられない時代だからこそ、
「ANA流」を試してみてほしい
- ヒューマンエラー対策講師
- 宮崎 志郎

今、どの研修先に伺っても若手からは「飲みニケーションや長い会議は嫌だ」という声を聞き、
管理職からは「チームの一体感がない、どうしたらいいだろう?」と悩みを打ち明けられます。
私たちANAも、もちろん同じ問題に直面しています。いくら「昔は良かった」と言ったところで、時代の流れは変えられません。
この先が見えない、一体感のない時代にどう対応するか、「ANA流」がそのヒントのひとつになれば幸いです。
先輩が受け継いできた「教え方の文化」を守る
―それが私たちの責任

- 研修事業部 部長・CA
- 石山 由美香
書籍の制作を通じて、自分がANAに入社してから30年以上、先輩から教えられ、そして後輩に伝えてきた内容をしっかり言語化し、整理することができました。「後輩をどう育てるか」は今、まさに私自身が管理職として、試行錯誤しながら立ち向かっている課題でもあります。そして、本書に書かれた内容がANAグループ全体でしっかり実践できているのか、改めて気を引き締めなければならないと、強く感じました。
「やめておけ」ではなく「やってみれば?」
後輩には何でも経験させてみる

- ヒューマンエラー対策講師
- 生形 茂
本書の中で私が一番気に入っているのは「勝率50%なら『やってみれば?』」という項目です。リスクを先に考えてしまうよりも、失敗してもいいから経験させてみることが、後輩の成長につながります。何を隠そう、これは先輩たちが、私に対してたくさん失敗させてくれた経験から得た教訓です。
人は、自分が本当に納得しない限り動きません。自分で考えて、自分で成長し、自分で成果を出す。そんな人財が一人でも増えてほしいと思います。
合言葉は「一緒にやろうよ」。
後輩の成果をアシストする存在でいたい

- 接遇マナー講師・CA
- 烏田 智子
ANAの教え方の最大の特徴は、「先輩が後輩のサポーター」であることです。私自身、人をぐいぐい引っ張るリーダータイプではありませんので、その分、いかに後輩をアシストし、ゴールを決めさせるか=成果を出してもらうかを考え続けてきました。本書には、「答えを教えずに『質問』をする」「『褒める9:叱る1』がいいバランス」など、具体的な方法をたくさん盛り込みました。人を率いる自信がない人にこそ、手にとってほしい1冊です。
1人ひとりが「自分の目標」を掲げ、実行する。
ANAのCAの「強み」を再発見しました

- 接遇マナー講師・CA
- 申 紅徳
最初は、私のようなまだまだ未熟なCAの経験が役立つのか、不安な気持ちで取材に臨みました。他のCAたちとディスカッションするうちに、自分たちがあたり前に感じていた習慣や文化が、自分たちの強みであることに気づきました。本書のテーマは「自律成長」です。これは、新人にのみ課された目標ではないと思います。これからも成長していけるよう、気を引き締めたいと思います。
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